櫟岡電気工事株式会社

電気代を安く抑えるには「契約アンペア」を見直そう!②

電球

月々支払う電気料金をもっと安くしたい、電気の使用を控えているのになかなか電気代が安くならない…そんなときは、『契約アンペア数』を見直してみましょう。料金明細に記載されている電気の契約アンペア数は、電気代の基本料金に大きく影響する重要な部分です。日常生活で同時に使用する家電製品が少ないときは、契約アンペアを下げることで電気代をぐっと抑えることができるかもしれません。
今回も前回に引き続き、契約アンペア数と電気料金を安く済ませるコツについて簡単にご紹介致します。

 

 

契約アンペア数の決め方

自分にとって最適な契約アンペア数とは何を目安に考えればいいのでしょうか。考え方としては、『ベースの家電』と『ピークの家電』に分けて見るとわかりやすいかもしれません。
ベースの家電とは、照明器具や空調類、冷蔵庫など日常の中で常に点けっぱなしにしておく家電のことです。テレビやラジオを日常的に視聴する方はそれらを常時稼働に含めて考えても良いと思います。
逆にピークの家電は、料理や掃除など特定の作業にのみ使う、一時的に稼働させる家電です。電子レンジや掃除機、電気ケトルやドライヤーなどがこれに当たります。

ベースの家電は使用する全てを合算して消費アンペア数を割り出します。例えば照明(1A)が二つ、エアコン(7A)が一台、冷蔵庫(3A)、テレビ(2A)を常時使っている家庭であれば、ベースの家電の消費電力は合計14Aということになります。
ピークの家電は逆に、最も大きな消費電力の家電一つ分の消費アンペアを抜き出します。ピークの家電を二つ以上同時に使用しないのであれば、常に一番大きく消費する家電の電力以上にアンペアが発生することはないためです。ここでは仮に電子レンジの15Aをピークの家電と仮定します。
ベースとピークの合算値、つまり14A+15A=29A……多少余裕を見て30Aが、上記の場合における生活スタイルに適合した契約アンペアということになります。
契約アンペアを見直すにあたって、ご自宅のベース家電とピーク家電を確認して適正契約アンペア数を算出してみましょう。

 

 

家電を上手に使ってアンペア数を下げましょう

前述の通り、ピークの家電のアンペア数は、あくまで二つ以上同時に使用しない場合の数値です。料理をするときに必ず電子レンジと電気ケトルを併用するという場合は、ピークの家電は二つの合算値になってしまいます。
電気料金の契約アンペア数を抑えるポイントがあるとすれば、やはりこのピークの家電になります。一人暮らしの方ならともかく、ご家族で生活されている場合、どうしても家電の同時使用は避けられません。それでも、家庭内で電子レンジとドライヤーは同時に使わないといったルールを設けるなどしてピークの家電を減らすことが、契約アンペア数削減のカギとなります。