電気工事ではさまざまな電動工具を使用します。
ドリルのほか、インパクトドライバーなど多彩な工具を使いますが、電気工事の際の機動性を重視して充電式のタイプが多く出回っています。
ここでは、電気工事士が使用する電動工具をご紹介します。
電気工事士が使用する電動工具
インパクトドライバー
インパクトドライバーは回転と打撃の機能を兼ね備えた電動ドライバーで、電気工事以外の現場でもよく使われます。
既に穴が開いている場所はもちろん、穴が開いていない所などパワーが必要な場所に向いています。
パワーがある分、ネジ締めの作業が早くなり、数が多いネジ留め作業にもぴったりです。
ドリルドライバー
ドリルドライバーは先端部分の回転数が多いタイプを指します。
先端部分を交換すればドリルとしても使用可能です。
パワーはメーカーや機種によって異なりますが、比較的繊細なところでの作業に向いています。
ハンマードリル
ハンマードリルはコンクリートに穴を開けるための工具です。
回転方向に対して垂直にハンマーのように打撃を与え、穴を開けます。
貫通穴あけ、アンカーやプラグを施工するための下穴加工を簡単に素早く行うことができます。
パワーカッター
電気工事では金属や木材の切断作業が多くあります。
金属を切断することも多いので安全面が重要です。
電気工事では歯に保護カバーのついた充電式の丸鋸を使いますが、これをパワーカッターと言います。
電動圧着器
ケーブルの端子を圧着する工具です。
太いケーブルの端子を圧着する際に便利です。
手動のタイプもありますが、電動の方が圧倒的に作業効率がアップします。
電気工事士が電動工具を購入する際のポイント
電気工事で使用する電動工具を使用する際には作業の機動性を考えて充電式の工具を選びますが、工具は同じメーカーで揃えることをおすすめします。
同じメーカーであればバッテリーに互換性があり、他の製品でも使うことが可能です。
工具の中には14Vと18Vどちらにも対応している工具も登場しており、汎用性が高まっています。
メーカーが違うとその分予備バッテリーの量が増えてしまいますので、電気工事で使う工具は同じメーカーで揃えるようにしましょう。
また、予備バッテリーも多めに買っておくことが大切です。
電気工事で使う電動工具は多岐にわたる
電気工事士は作業範囲も広く、取り扱う材料が多いため、それに伴って工具の数も多くなります。
電動工具は使いやすいメーカーのもので揃えることで効率の良く工具を揃えることができます。
できるだけ幅広く使える工具から揃えていくのがおすすめです。