電気工事を行うためには電気工事士の資格が必須となります。
また、そのほかの関連資格があると電気工事士として幅広く活躍することができます。
そこで、電気工事に必要な資格やあると便利な資格をご紹介します。
配線などの電気工事はDIY不可
電気工事は電気工事士の資格が必要
電気は目に見えず、一歩間違えると大事故につながる可能性があります。
そのため、電気工事は基本的に国家資格の電気工事士の資格が必要です。
安全に工事を行うためには電気に関する知識と技術が求められます。
無資格の方が電気工事を行うと法律で罰せられることもありますので注意が必要です。
DIYでできる電気工事
電気工事は基本的に電気工事士の有資格者でないと行うことはできませんが、照明器具の設置など、一部DIYが可能なものもあります。
DIYできる電気工事は以下のようなものです。
・シーリングに照明器具を取り付ける
・600V以下の電球の交換
・コンセントカバーの交換
・36V以下のインターホンの配線
・電池交換
・延長コード取り付け
電気工事の資格
第一種電気工事士・第二種電気工事士
電気工事をするために必要な国家資格です。
電気工事士には第一種と第二種があり、第一種電気工事士はビルや大規模な店舗施設や工場などほとんどの電気工事を扱うことができます。
第二種電気工事士は一般住宅や小規模店舗など、600V以下の電気工事を行うことができます。
ネオン工事技術者
街中などにあるネオンを設置、配線するための資格です。
ネオン管はガラス管の両端に平板の電極を封入し、封入ガスとして250~400Paのネオンガスを用い、グロー放電時に認められる陽光柱の発光現象を利用したものです。
このネオン管は9,000~15,000Vの二次電圧を必要とし非常に危険なため、ネオン管の設置、ネオン電線を配線するためにはネオン工事技術者の資格が必要です。
電気工事施工管理技士
電気工事の施工計画、施工図の作成、工程管理、安全管理など、工事の管理をする人に必要な資格です。
電気工事の仕事の幅を広げたい方や管理者として活躍したいと考えている方が取得しておきたい資格です。
電気主任技術者
電気設備の工事・保守・運営の監督として選任される技術者に必要な資格です。
電気主任技術者は発電所、変電所、ビル、工場などの受電設備や電気設備の保安監督業務に携わります。
電気工事にはさまざまな資格がある
電気工事にはご紹介した以外にもさまざまな関連資格があります。
電気工事士の資格は電気工事には必須の資格であり、受験資格がありませんので興味があったら受験にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。