住宅ではどのような電気工事が必要なのかご存知でしょうか。新築かリフォームかによっても電気工事の内容は異なります。
また集合住宅において電気工事が必要になった場合にはどうすれば良いか知っておくことも大切です。
今回も前回に引き続き、住宅の電気工事についてご紹介致します。
新築住宅やリフォーム時に行う電気工事の特徴
家を建てる際、必ず行う電気工事。
電気工事には様々な種類がありますが、それは新築で行う場合とリフォーム時に行う場合と違いがあります。
新築時に行う電気工事における注意点、リフォーム時における注意点についてご紹介致します。
︎新築時の電気工事で気をつけること
電気工事は家を建てるのと同時に行われていきます。
新築での電気工事に置いて気を付ける点が2つあります。
1:新築特有の電気工事について
2:木造とRC造では電気工事の作業工程が変わるという点です。
1:新築特有の電気工事
新築の電気工事では電気を建物へ引くことだけではなく、各部屋へ分配するための分電気の設置、電圧の調整などを行います。
コンセントへの配線、照明の配線、空調機器への配線などを行います。
これらの配管を表へ出さないために壁の中で配管されます。
そのため配線を間違え、壁を取り壊して配線し直すということが無いように注意する必要があります。
2:木造とRC造で作業が変わる
建物が木造かRC造なのかで電気工事の作業工程が変わってきます。
【木造の場合】
配線作業を行った後に内装工事を行います。
もしも後から配線ミスを見つけたとしても手直しすることが可能です。
【RC造の場合】
電気の配管はコンクリート内へ埋設されます。そのため後から配線を直すことが難しくなります。
RC造の場合は配線にミスが無いかどうかを質問し、確認するようにしましょう。
また、あたりまえですが、配線ミスなどが起こらないよう現場経験が多く仕事の丁寧な業者へ依頼するようにしましょう。
リフォーム時の電気工事で気を付けること
暮らしていく中でコンセントや電気のスイッチを増やしたいという場合があるかもしれません。
その場合には電気工事を行う必要があります。
リフォーム時に行う電気工事では、新設なのか増設なのかによっても作業方法が異なります。
新設の場合には今ある配線とは別に新しく配線する必要があり、建物が完成した後では手間のかかる作業です。
増設の場合は今ある配線から新しく回路を増やす工事であるため、建物が完成した後でも比較的作業しやすい工事となります。
しかし、新築が完成した後に配線工事を行うのは厄介です。また、費用もその分高くなる傾向にあるため注意が必要です。