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これから電気工事士の仕事に従事する予定の方は電気工事ではどんな服装をしたらよいのか分からない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、電気工事の作業をする際に適した服装についてご紹介します。
電気工事の作業では作業着を着用するのが一般的です。
求人広告に「服装自由」と記載している会社でも作業着を着た方が良いでしょう。
電気工事士は電気を扱うため、なるべく肌が露出しない服装が望ましいとされています。
そのため、夏場でも長袖長ズボンで安全性を考慮して作られた作業着と安全服が適しています。
さらに、電気工事の現場では保護帽(ヘルメット)も必要です。
電気工事に使用する保護帽は通気孔がなく「電気工事対応」と書かれたヘルメットを着用します。
電気工事対応と記載されているものは厚生労働省「絶縁用保護帽の規格試験」適合品(使用電圧7,000V以下)です。
これは国が定めた作業用・工事用ヘルメットメーカーの統一区分になります。
電気工事に関わる場合は電気工事に対応したヘルメットを選びましょう。
住宅の配線工事等とは異なり、大きな電圧を取り扱うビルや大型設備などの電気工事では服装も感電事故防止対応のものを着用しなければなりません。
また、静電気も電気工事では大きな事故につながる可能性がありますので注意が必要です。
そのため、帯電防止素材で作られた静電気帯電防止作業服の着用が義務付けられている現場もあります。
静電気帯電防止作業服は素材が導電糸を一部に使用した帯電防止繊維が裏地も含めて使用されている作業服です。
やむを得ず補強のために裏地やポケット裏地で帯電防止素材でない生地を使用する際にはその面積が作業服の表面または裏面露出面積のそれぞれ20%を超えないことが定められています。
電気工事の仕事に携わる際には、指定されていなくても1着は静電気帯電防止作業服を用意しておくことをおすすめします。
電気工事では危険が伴うため、服装にも注意が必要です。
長袖の作業着、安全靴、ヘルメットは電気工事の作業に適したものを使用するようにしましょう。
また、静電気帯電防止作業服は小規模な電気工事を扱う事業所であっても1着は用意しておいた方が良いでしょう。
最近では清涼素材や通気性の高い帯電防止作業服も多数登場していますので、季節に合わせて選ぶのがおすすめです。
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