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電気を使用する私たちの生活には、電気を届ける電線が必要です。
また電線だけでなくテレビを映すためのケーブルやインターネットを利用するためのケーブルなど、
家のなかにはさまざまなケーブルが張り巡らされています。
ケーブル類が必要であると同時にそれらを敷設する配線工事もまた必要不可欠となります。
配線工事の作業風景というものはあまり見る機会がなく、
一体なにをしているのだろうとお思いの方も多いのではないでしょうか。
また、電気に少し詳しく器用な人のなかには、
自分で配線工事をしてみようと考えている方もいらっしゃるかもしれません。
しかしプロでなければケガや事故につながることもあるのです。
今回も前回に引き続き、電気配線の工事、その全容についてご紹介致します。
スイッチ配線はその名のとおり、スイッチプレートを使って各所に電気配線を行うことです。
スイッチ配線はスイッチや照明器具の数で配線の形・経路が変わってくるため、
配線図が複雑になることがあります。ここではスイッチ配線の仕組みを解説します。
■スイッチ配線の仕組み
スイッチ配線はスイッチのON/OFFによって、照明器具の点灯/消灯などを切り替えます。
このとき配線はどのようにつながっているのかというと、
電源 → スイッチ → 照明器具 → 電源
というように電気が流れています。
すなわち途中のスイッチを操作することで、
照明器具へ向かう電気を操作することができるのです。
これは単純なスイッチ1つ・照明器具1つの場合の例で、
スイッチと照明器具が増えると配線図は複雑になっていきます。
たとえば照明器具2つ(A・B)・スイッチ2つ(A・B)で、
それぞれの照明器具がそれぞれのスイッチに対応しているとします。
このとき、
電源 → スイッチA → 照明器具A → 電源
電源 → スイッチB → 照明器具B → 電源
という二つの回路があるとみなすことができます。
この場合はA・Bのスイッチがついているスイッチプレートからは、
電源・照明器具A・Bの3つのルートがのびているため
3芯用のケーブルが必要であることがわかります。
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