ブレーカー増設の電気工事が必要な場合とは？工事の際に注意すること

ブレーカー増設の電気工事が必要な場合とは？工事の際に注意すること

ブレーカー（分電盤）は電気を各部屋の電気機器に送り届けたり、分岐する為に設置します。

そんなブレーカーですが、電気機器が増えたり電気使用量が増加したときにブレーカーの増設電気工事が必要になる場合があります。

 

この記事では電気工事のブレーカー増設について解説します。

 

ブレーカー増設の電気工事が必要なケース

ブレーカーは使用する電気製品により、「標準回路」を使用する場合と「専用回路」を使用する場合があります。

通常のコンセントに差し込んで使う家電をはじめとした電気製品は標準回路の電気を使用し、エアコンやIHクッキングヒーター、浴室乾燥機など消費電力1000Wを超える電気機器は専用回路を使用します。

 

専用回路はあらかじめブレーカーに設置されている数が決まっています。

電気機器を新たに設置する場合、ブレーカーに空きがあればその専用回路を使用できますが、空きがない場合は専用回路増設の電気工事が必要です。

 

もし、増設するためのスペースがない、分電盤の寿命が過ぎている、というような場合にはブレーカーの増設ではなく交換工事を行います。

 

ブレーカー増設工事で注意すること

ブレーカーを増設する際には以下の点で注意が必要です。

事前に注意点を把握し、電気工事士に相談しておくと安心です。

 

むやみに増設すると危険

専用回路を増やしたい場合、電気工事によりブレーカーの増設はできますが、ブレーカーにはあらかじめ使用量が決められています。

容量を超えてしまうと漏電の可能性が高くなるため、注意が必要です。

 

ブレーカー増設時には電気工事士と相談の上、増設か交換かを決めるようにしましょう。

 

契約電力の見直しが必要

ブレーカーを増設する際には契約電力が十分に足りているか見直す必要もあります。

専用回路を増設して電気機器を増やすと使用電気量が増え、ブレーカーが頻繁に落ちる恐れがあります。

 

ブレーカーが頻繁に落ちると電気を快適に使用できなくなりますので、電気工事の際に契約電力が足りているか確認しておくようにしましょう。

 

ブレーカー増設工事は電気工事の専門業者に依頼する

使用電力量が高い電化製品を設置する際はブレーカーの増設工事が必要です。

また、場合によってはブレーカーの交換となることもあります。

 

ブレーカー増設・交換工事は電気工事ですので、電気工事士でないと取り扱うことができません。

工事が必要な場合は電気工事の専門業者に依頼することをおすすめします。