コンセントの専用回路とは?専用の配線が必要な電気工事とは メディアを追加

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エアコンや浴室乾燥機、IHクッキングヒーターや食洗器など、電力使用量の大きい電気機器には、専用回路のコンセントが必要です。

専用コンセントがない場合は電気工事で配線工事を行い、コンセントを新設します。

 

今回は専用回路とはどのようなものか、専用回路の配線の電気工事について解説します。

 

専用回路とは

「専用回路」とは、分電盤の子ブレーカーからコンセント1つだけに配線されている回路のことを指します。

照明や一般的な家電などで使ういわゆる普通のコンセントは「一般回路」と呼びます。

 

エアコンやIHクッキングヒーターのような消費電力1,000W以上の電気製品では一般回路のコンセントではブレーカーが頻繁に落ちたり、危険な場合もあったりするため、専用コンセントが必要です。

 

専用回路が必要な電気製品

家庭で使う電気製品のなかで、専用回路が必要な代表的な家電は以下のようなものです。

 

エアコン
電子レンジ
IHクッキングヒーター
浴室暖房乾燥機
食洗機
洗濯機

 

専用回路の配線工事の方法

専用回路が必要な電気機器を導入する際に、専用回路が足りない場合は専用回路増設の電気工事が必要です。

分電盤に予備のブレーカーが余っている場合、空いているブレーカーから配線して専用回路を増設します。

 

予備のブレーカーに空きがない場合は予備ブレーカーを増設するか、電気工事で分電盤の増設工事を行います。

 

専用回路の増設は電気工事士の資格が必要

専用回路の増設工事は電気配線を取り扱うことになりますので、電気工事士の資格が必要になります。

資格がない方が作業を行うと罰則の対象となりますので注意が必要です。

 

エアコンの設置工事では、エアコンの室内機と室外機の設置は電気工事士の資格がなくてもできますが、内外接続線を壁や天井などに固定したり、接続線同士を接続させたりすることは電気工事士の資格がないとできません。

 

専用回路の増設だけでなく電気機器の設置の際も電気工事士に依頼するようにしましょう。

 

使用電力の大きい電気製品は専用回路が必要

電気工事の専用回路について解説しました。

消費電力が大きい電気製品を使用する場合は専用回路のコンセントが必要です。

 

一般回路のコンセントを無理に使うと危険ですので、電気工事で専用回路の増設工事を行いましょう。

これからエアコンを増設したい場合や浴室乾燥機、IHクッキングヒーターなどの導入を検討している場合は、電気工事業者に相談して、専用回路を増やしておくと良いでしょう。