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電気配線の工事って何をしている?②

電気配線の工事って何をしている?②

 

電気を使用する私たちの生活には、電気を届ける電線が必要です。また電線だけでなくテレビを映すためのケーブルやインターネットを利用するためのケーブルなど、家のなかにはさまざまなケーブルが張り巡らされています。ケーブル類が必要であると同時にそれらを敷設する配線工事もまた必要不可欠となります。
配線工事の作業風景というものはあまり見る機会がなく、一体なにをしているのだろうとお思いの方も多いのではないでしょうか。
また、電気に少し詳しく器用な人のなかには、自分で配線工事をしてみようと考えている方もいらっしゃるかもしれません。
しかしプロでなければケガや事故につながることもあるのです。今回も前回に引き続き、電気配線の工事、その全容についてご紹介致します。

・電話線
電話線は電話通信を行うための配線で、アナログ・デジタルと光電話で使用する電話線が異なります。一般的に屋外の電柱から電線を引っ張ってくる形で配線を行います。
アナログ・デジタル回線の場合は、銅線を利用して通信を行います。アナログ回線は音声をそのまま銅線にのせ、デジタル回線は音声を0と1に変換する方式です。
一方光電話の場合は光ファイバーケーブルを利用した通信で、インターネット回線と同じ回線を利用することが特徴です。

 

・コンセントの配線
コンセントは壁などについている電気を供給するための穴で、配線用差込接続器の構成要素の1つです。配線部は壁に埋め込まれており、配線する場合はおもに天井裏から作業します。
コンセントは左右の穴に大きさの違いがあり、大きい方がマイナス側、小さい方がプラス側というように決まっています。しかし実際は左右逆に取り付けをしても、電化製品などに大きな影響はないため、考えられずに取り付けれることも多くあります。

・スイッチプレート配線
スイッチプレート配線は、照明や換気扇をつけるスイッチなどの配線のことです。照明用スイッチであれば、スイッチから壁のなかを通り照明まで配線されていることがほとんどです。
電気回路は電源からスイッチを通り照明を経由して、電源まで戻っていくような設計がされています。そのためスイッチを操作することで照明をON/OFFすることが可能になります。
また最近ではスイッチプレートのもので無線式が登場しています。この場合は配線がなく、部屋のどこでも取りつけることができるようになっています。

 

・照明器具用配線
照明器具配線は、照明器具を取りつける天井部分の配線のことです。一般的には引っ掛けシーリングとよばれる配線器具がついていることが多く、誰でも簡単に照明器具を取りつけられるようになっています。
引っ掛けシーリングは決まった場所にしかついていないため、好きな位置に照明をつけることはできません。好きな位置に照明をつけたい場合は電気配線を延ばして工事する必要がありますが、そのためには電気工事士の資格が必要となります。

 

・インターホン配線
インターホンには屋外の子機と屋内の親機が配線されている有線方式と無線で通信をする無線方式の2種類があります。
有線方式の場合は壁のなかを通して配線を行い、おもに2線・4線をもちいます。

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