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2種類ある電気の周波数が家電へ与える影響②

2種類ある電気の周波数が家電へ与える影響②

 

家電製品の性能表示を見た際に『50Hz用』、『60Hz用』、『50/60Hz共用』といったような記載を見たことはありませんか?これは家電が対応している電気の周波数を示す表示です。

日本では、国内で電気の周波数が統一されておらず、地域と電力会社によって50Hzと60Hzの電気が混在しています。家電の中には、対応していない周波数の地域で使用すると性能に影響があったり使用できなかったりといったトラブルにつながるものがあります。事故を防ぐためにも、今回も前回に引き続き、電気の周波数についてご紹介致します。

 

周波数が家電に与える影響

周波数の違いが電気回路に与える影響は、顕著なものではモーターの回転速度や回転数などに現れます。そのため、扇風機や換気扇、掃除機など駆動にモーターを使用するものは性能が若干変わることがあります。使用自体は可能なため、原理が単純なことも手伝ってほとんど問題はないと言えます。

電気を熱に変える器具、ドライヤーやこたつ、ヒーターなどについてはまったく影響がありません。これらはコイルや抵抗器に電流を流して抵抗熱を発生させるものですが、周波数によって温度が変わるといったことはありません。

パソコンやテレビなどは、内部に周波数を整える機構を搭載しているためこれも異なる周波数で使用しても影響を受けることはない家電です。

周波数が違うと使用できなくなる家電もあります。代表的なところでは、レコードプレイヤーやテープレコーダーは、モーターの回転によって記録媒体を読み書きしています。そのため回転数や速度が変わってしまうと正常な読み書きができなくなり破損の原因となることもあるため使用すべきではありません。

他にも蛍光灯や水銀灯などの照明器具は、周波数が異なると点灯させることができなくなります。ただし、インバーターという周波数を整える機構を搭載している照明器具であれば、問題なく使用することができます。

絶対に使用してはいけないのが、電子レンジです。電子レンジはマイクロ波を照射して食品を温める機器ですが、周波数が変わるとマイクロ波の波長にも影響が出て、食品を加熱しすぎて焦がしてしまったり、内部回路が焼け付くなどして火災や破損といったトラブルの原因になってしまいます。

「50/60Hz」の表記がある電子レンジであれば心配いりませんが、古いモデルや低価格帯の機種などでは「50Hz専用」、「60Hz専用」としった表記がされている場合があります。大変危険なため絶対に使用しないようにしましょう。

 

 

周波数を変換する方法

電気の周波数を変換する機器を搭載している家電はそのままでどの地域でも使用することができます。

周波数の変換方法には二種類あり、交流の電気を直流に変換してから別の周波数の交流に再変換する機器を『インバーター』、交流のまま周波数だけを変換する機器を『サイクロンコンバーター』とそれぞれ分けて使用されます。これらの機器が搭載されている家電であれば、周波数を気にせず使用することが可能です。

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