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電気工事で各回線の配線が終わった後に必ず行うのが電線相互をつなぐ「結線」です。
結線は接続目的によって方法や材料、道具も異なります。
そこで、結線とは何か、また電気工事で基本的なスイッチ結線の種類をご紹介します。
結線とは電気工事で通電を可能にするためにケーブルやコートを接続することです。
電気機器の部品などを繋いで配線することを言います。
結線の種類もさまざまで、種類により接続方法や使用する材料なども異なります。
配線がいくらしかりしていても、結線作業で間違えたり、接続漏れなどをするとその電気工事は不良工事となってしまいます。
さらに、一部通電しなかったり、短絡等を引き起こし、思わぬ事故につながる場合もありますので、電線接続作業は細心の注意が必要です。
実際に電気工事で行うスイッチ結線の種類は以下の通りです。
内部に2本の電線が通っており、片方の電線のみオン/オフできるスイッチで、どの電気工事現場でも一番多く行うスイッチ結線です。
スイッチ内部で回路が2手に分かれており、切替えが出来るタイプで、階段や廊下などでよく用いられます。
片切スイッチは単独で使用するのに対し、3路スイッチは2つで組み合わせて使うのが特徴です。
スイッチ内部で回路が交差しており、切替えが出来るタイプです。
3階建て住宅や廊下に入口が3箇所以上ある場合などに行う結線です。
三路スイッチと結線は同じですが、四路スイッチにすることで3箇所からのスイッチ操作が可能となります。
内部に2本の電線が通っており、両方の電線をオン/オフできるスイッチ
通常の片切りスイッチは電源の非接地側のみオン/オフできますが、両切スイッチは非接地側も接地側もオン/オフさせることでより確実に電源を遮断することができ、安全性が上がります。
電気工事法では電気配線の工事は国家資格を保有している者しか取り扱うことはできないと定めています。
国家資格の「第2種電気工事士」「第1種電気工事士」を取得すれば電気配線を行うことができます。
電圧600V以下の電気機器の接続、ネジ留め、取り付け、取り外し作業は資格がなくてもできる作業ですが、基本的には個人で電気配線に触れるのは避けましょう。
思わぬ事故に発展する可能性がありますので、たとえ簡単と思われる工事でも電気工事士に依頼するようにしましょう。
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